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森保監督 シリア地元メディアの“ターンオーバー”質問に「何かを試すということではなく、ベストを選ぶ」

[ 2023年11月20日 20:48 ]

シリア戦前日会見に臨む森保監督(撮影・西海健太郎)
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 26年W杯アジア2次予選の21日シリア戦(サウジアラビア・ジッダ、日本時間23時45分キックオフ)に向け、日本代表の森保一監督(55)が20日、前日会見に臨んだ。

 16日のミャンマー戦では久保、遠藤、伊東らを“温存”することに成功した日本代表。長距離移動など、コンディション面も考え、先発メンバーの大幅入れ替えが濃厚となっている。

 森保監督は会見でも「何人かの選手を入れ替えたいと思っていますが、移動であったりという部分、コンディションの部分、今日の練習で見極めて明日の先発メンバーを決めていきたい」とターンオーバーを否定しなかった。

 シリアメディアからも布陣について「(森保)監督の戦い方で、選手を変更してフル活用して戦う。今回の試合もそうするのか」といった質問が飛んだ。それに対し森保監督は「まずはチームづくりとして日本代表の勝利、ということがある。日本には育成からいい選手を育てていただいている。A代表でもできるだけ多くの選手に経験をしてもらいながら幅を広げ、より強いチームをつくっていきたいと思っている中で、選手を入れ替えている。明日の試合は公式戦なので何かを試すということではなく、ベストなメンバーをそろえて戦いに挑みたい」と、温存や“チャレンジ”ではなく、あくまでもベストな選択の中で選手を入れ替えていると強調した。

 クペル監督に対する質問も飛び、シリアでの注目度の高さが示された前日会見。「非常にタフで厳しい試合になると思いますが、選手、スタッフが勝利に向けて与えられた時間で最善の準備をする。明日の試合も勝利をつかみ取れるように一丸となって厳しい戦いに臨みたい」と意気込みを語った

 ▼26年W杯アジア予選 W杯北中米大会のアジア枠は「8.5」枠。アジア2次予選は36カ国が4チームずつ9つの組に分かれ、ホーム&アウェー方式で対戦。上位2カ国がアジア3次予選へと進出する。日本はミャンマー(同158位)、シリア(同92位)、北朝鮮(同115位)と同じB組に入った。3次予選では勝ち上がった18カ国が6チームずつ3組に分かれ、24年9月から25年6月にかけてホーム&アウェー方式で行われる予定。そして各組上位2カ国計6チームがW杯出場権を獲得する。さらに3次予選各組3位と4位となった計6カ国は4次予選へと進む。4次予選では3カ国ずつ2組に分かれ、各組1位の計2チームがW杯出場権を獲得する。残り「0.5」枠は4次予選で各組2位の2チームが5次予選に進出。ここでの勝者が大陸間プレーオフへと進み、“最後の1枠”をかけ戦うことになる。

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