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飯塚が2連覇 東福岡に高校総体決勝のリベンジ 狙うは「全国4強」

[ 2023年11月13日 06:00 ]

全国高校サッカー選手権福岡大会決勝   飯塚1ー0東福岡 ( 2023年11月12日    ベススタ )

<飯塚・東福岡>優勝した飯塚イレブン
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 決勝が行われ、飯塚が1―0で東福岡を破り2年連続2度目の優勝を飾った。12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権大会へ出場する。前半21分にMF永原大真(3年)の奪った先制点を、J2岡山に内定しているDF藤井葉大主将(3年)らが軸となって守り切った。

 飯塚の水色のユニホームが今年も輝いた。6月の高校総体福岡県決勝で敗れていた東福岡を攻守で圧倒して2連覇。中辻喜敬監督は「飯塚の地域を盛り上げることにつながる」と感慨に浸った。

 序盤からゲームを支配すると、前半21分。左サイドからのクロスにMF永原がタイミング良く頭で合わせた。「いいボールが上がってくると思っていた。飛び込むだけでした」と先制点を振り返った。後半に入ってもJ2岡山入りが内定しているDF藤井主将を中心に前からプレスをかけて東福岡に仕事をさせなかった。

 光ったのは最後まで落ちなかった運動量だ。夏場は広島で10日間に渡る合宿を敢行。4部練習で、走り込みやフィジカル面などを強化した。永原は「とてつもなくきつかったですけど、それのおかげでプレスで圧倒できたし、走れたのかなと思う」と胸を張った。

 昨年度は初の全国大会出場で16強入り。新チームは「国立の舞台で戦うことが目標」と藤井主将が話すように「全国ベスト4」を目標に掲げて突き進んできた。今年9月には人工芝グラウンドが完成するなどハード面での強化も進む。赤い彗星(すいせい)と呼ばれる東福岡に代わって飯塚時代到来へ、その名を全国でもとどろかせる。 (杉浦 友樹)

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