J2甲府　逆転負けでPO圏内から陥落　篠田監督「残念な気持ちでいっぱい」

明治安田生命J2リーグ第42節   山形2―1甲府 （ 2023年11月12日    NDスタ ）

甲府・篠田監督
Photo By スポニチ

　勝てばJ1昇格プレーオフ（PO）進出が決まる6位・甲府が7位・山形に逆転負けを喫し、PO圏内から陥落した。篠田善之監督は「目標だったJ1昇格に手が届かなかったのは非常に重く受け止めている。選手はよくやってくれたが、とても悔しくて残念な気持ちでいっぱい」と言葉を絞り出した。 【順位表】

　先制したのは甲府だった。後半18分、FW三平が獲得したPKをFWクリスティアーノがゴール左に決め、試合を優位に進めた。

　同37分、MF松本が山形にPKを与えて同点に追い付かれると形勢が逆転。勝ち点2差の8位長崎が千葉にリードしていたため、両チームとも勝利が絶対条件となり攻勢を強めた山形に押し込まれると、後半終了間際に左クロスをFWデラトーレに決められて万事休す。DF井上を前線に上げるパワープレーにも徹したが、山形の守備を崩すことができなかった。

　J1昇格の夢は潰えたが、29日にはアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のメルボルン・シティー戦（国立）が待ち受ける。現在H組で首位に立つが、篠田監督は「もちろん試合はあるが、昇格するという最大限の目標があった。いまはACLというよりは、整理してそこに向かいたい。目標は達成できなかったが、選手たちはよくやってくれた」と話していた。