誘拐されたコロンビア代表FWディアスの父が解放　息子は追い欧州リーグで不発も笑顔でサムアップ

　サッカーのコロンビア代表でイングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するFWルイス・ディアス（26）の父が誘拐されていたコロンビアの左翼ゲリラ・民族解放軍（ELN）から解放されたと同国政府が9日に明らかにした。10月28日に誘拐され、警察の特別部隊が捜索していた。

　ディアスは5日のプレミアリーグ・ルートン戦で途中出場で得点した際、アンダーシャツにスペイン語でしるしたパパに自由を」というメッセージを示して解放を呼びかけていた。

　解放実現から数時間後に始まったトゥールーズ（フランス）との欧州リーグでは先発して後半36分までプレー。好機に絡んだものの不発に終わり、チームも2―3で今大会初黒星を喫した。

　試合結果には不満げだったクロップ監督も解放のニュースに関しては「ルチョ（ディアス）は本当にハッピーなようだった。常にサムアップしていたね」と笑顔を見せた。