川崎F　天皇杯決勝の前哨戦は1人退場者を出しながらドロー　鬼木監督「もう1回考えを改めてやりたい」

明治安田生命J1第31節   柏1―1川崎F （ 2023年10月29日    三協フロンテアスタジアム柏 ）

＜柏・川崎F＞後半、同点ゴールを決め喜ぶ川崎F・橘田（左）
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　川崎Fは0―1の後半25分にMF橘田健人が同点ゴールを決め、柏と1―1で引き分けた。

　後半開始から途中出場したFW遠野大弥が後半9分に危険なタックルで一発退場。しかし、後半25分に橘田がDF山根視来からの右クロスをダイレクトで合わせてゴールへたたき込んで追いついた。

　鬼木監督は「アウェーの難しい試合でしたけど、しっかり勝ち点3を積み上げて1つでも順位を上げたかった。多くのサポーターの期待にも応えたかったが、ゲームの展開で自分たちから非常に難しい形になってしまった。そういう状況になってから自分たちがやるべきことを理解して、同点まで追いついたのはよかった」と振り返った。退場者を出してから追いついたことには「取らなきゃいけないというメッセージもあった。選手がもう1回ギアを上げてくれた」と称えた。

　12月9日の天皇杯決勝（国立）で再び柏と対戦する。鬼木監督は「ゲームとしてこのゲームが参考になるかというと、ファイナルでは参考にならないと思う。リーグの戦っている状況とファイナルは全く違うと思う。もう1回考えを改めてやりたい」と話した。