こちらもダービー！！C大阪がG大阪を好守で圧倒　小菊監督「特別な試合。幸せに思う」

明治安田生命J1リーグ   C大阪1ー0G大阪 （ 2023年10月28日    ヨドコウ ）

＜C大阪・G大阪＞勝利に沸くサポーターへ挨拶するC大阪の選手ら（撮影・中辻　颯太）
Photo By スポニチ

　大阪ダービーはまたしてもC大阪に軍配が上がった。リーグ戦では21年8月から5連勝で6位に浮上。3位まで勝ち点5差に迫り、小菊監督は「勝利だけが求められる特別な試合。幸せに思う」と喜んだ。チーム唯一の全試合出場を続ける元日本代表MF香川はキャリア2試合目のアンカーとして、攻守で主導権を渡さず完封劇に導いた。

　「ただ勝つために夢中になっていた。皆さんのために勝てたことがダービーの意味」

　試合後、小菊監督が背番号8の状態を「満身創痍（そうい）、ギリギリの状態」と明かしたように、体調は決して万全ではない。ただ、本人は「シーズンも終盤。そんなことも言っていられない」と不調の箇所に言及せず、平然と振る舞う。後半39分に途中交代したのが実に約5カ月、17試合ぶり。指揮官が寄せる信頼の証だ。

　前半8分にFWセアラが先制弾。来日最多の年間12得点目で花を添えた。次節11月12日に激突する2位の横浜には、リーグ戦直近19試合でわずか1敗と好相性を誇る。香川は「しっかりコンディションを整えたい」と勝利だけを見据えた。　（北野　将市）