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約6年ぶりのボランチ起用も…神戸DF酒井高徳「いてくれて助かるわ~と思うことを表現しようとした」

[ 2023年10月28日 19:37 ]

明治安田生命J1リーグ第31節   神戸1―1湘南 ( 2023年10月28日    レモンガススタジアム平塚 )

<湘南・神戸>後半、パスを出す酒井(左から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 緊急事態を救ったのは、またしても闘将だった。神戸は今季フル出場のMF山口蛍が負傷で欠場。1―1の後半途中からはDF酒井高徳がハンブルガーSV(ドイツ)時代の17年12月以来約6年ぶりの守備的MFを務め、攻守の安定感をもたらした。

 「勝ちにいくのが大前提だったけど、1―1だったので勝ち越される可能性もあると考えていた。だからバランス取ることを大事にしてプレーしました」と酒井。吉田監督から具体的な指示を受ける時間はなかったが「昔やっていた感じを思い出しながら普段、ボランチに対して思っていることとか要求していること、要求されているようなことを意識した。“ここにいてくれて助かるわ~”と思うことを表現しようとしました」と経験値をフル稼働させた。スペースを空けすぎないことやDFラインに吸収されないことを心がけ、セカンドボールへの予測で貢献。前半45分間は劣勢だっただけに、指揮官も「高徳で落ち着けた」と高く評価した。

 7月7日の古巣・新潟戦では前半途中からセンターバックでプレー。ポリバレントなスキルを持つベテランは「もちろん勝って(神戸に)帰りたかったですけど、勝ち点1は今日の自分たちにできた最低限の結果かな」と前向きに捉えた。

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