新潟・小島　代表キーパーの仕事果たす　6戦ぶり完封で初3連勝導く

日本代表選出後の試合でこれまで積み上げてきたものを出して3連勝に貢献しようと意気込む小島
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　J1新潟は21日、ホームで鳥栖と対戦する。13、17日の国際親善試合（カナダ、チュニジア）の日本代表に追加招集されたGK小島亨介（26）は、代表活動で得た経験をチームに還元する構え。プレー強度と安定感を注入し、6試合ぶりの完封勝利で今季初の3連勝に導く。

　代表活動から戻り、19日に合流した小島の顔つきが、一段とたくましさを増してきた。この日の最終調整では、ゴールマウスの前で感覚を確かめるようにキャッチング練習を行った。「限られた時間の中でも、いい準備はできているかな」と万全の状態で鳥栖戦に臨む。

　12日に急きょ日本代表に追加招集され、17日のチュニジア戦まで6日間代表活動を経験。出場機会はなかったが多くの収穫を得た。「いろいろ感じたことを言語化するのは難しい」と言いながらも「海外のトップレベルでやっている選手たちのプレーが、当たり前のように強度が高かった」と世界レベルを肌で感じることができた。

　「日ごろから、基準を高く持つことが重要」と今後も続けて代表に選出されるために、自らの基準を上げてさらなるレベルアップを図るつもりだ。「練習から積み重ねていくことが大事だし、プレー強度や安定感は求めていきたい」と代表活動で得た経験を今度はチームの勝利のために注力する。

　9月29日の川崎F戦から約3週間の中断期間があったが「本当に濃い時間を過ごせた」と充実の日々を送った。代表活動後も「成長を求めてやっていけたし、DFラインの選手と距離感や、チャレンジ＆カバーの部分でしっかり意識を合わせることができている」と手応えを感じている。

　それだけに「これを結果で表さないといけない」と残り5試合で勝ち点を積み重ねていく準備は万全だ。「無失点は毎試合意識したいし、1桁順位は狙っていきたい」。前回対戦（5月20日）で敗れた相手をホームで無失点に抑えることが、3連勝への、そして1桁順位への足掛かりとなる。