浦和のMF小泉が1得点1アシストでチームけん引　「あそこにいられたことが価値のあること」

＜浦和・柏＞後半、ゴールを決める浦和・小泉（撮影・西海健太郎）
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　3位の浦和はホームで16位の柏に2―0で勝利した。MF小泉佳穂（27）が1得点1アシストの活躍。後半8分にこぼれ球に詰めて先制すると、同12分には絶妙な加減のパスで追加点をお膳立てした。チームは勝ち点を53に伸ばし、暫定ながら首位の神戸と同5差とした。

　おぼろげながら「優勝」の二文字が浮かび上がってきた。全2得点に絡んだ小泉は「どっちも右を起点にして良い形で崩してくれた。（ゴールは）マイナスの（クロスで）シュートを狙いつつ、こぼれてきたらと思った。あそこにいられたことが価値のあることだと思う」と振り返った。

　07年には残り5試合で勝ち点10差を鹿島にひっくり返された苦い経験がある。逆転優勝へ、今度は自分たちの番だ。FW興梠慎三（37）は「何か起きますよ。上は絶対に取りこぼしますから」と言葉に力を込めた。