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“東京五輪守備陣”で5戦ぶり完封 被シュート1本だけ GK彩艶“空振り”も大器片りん

[ 2023年10月18日 04:39 ]

国際親善試合   日本2―0チュニジア ( 2023年10月17日    ノエスタ )

<日本・チュニジア>後半、ボールをパンチングする鈴木(撮影・後藤 大輝) 
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 9月のドイツ戦に続く“オール東京五輪クインテット”でスタメンを形成した守備陣は及第点の無失点だった。被シュートは後半アディショナルタイムのポストに当たった1本のみ。「全体的には大きなピンチはなかった」と冨安。板倉とともに高いDFラインを設定して未然にピンチの芽を摘み、6月のエルサルバドル戦以来国際Aマッチ5試合ぶりのゼロ封に安堵(あんど)した。 試合結果

 欧州組を含めたフルメンバーでの日本代表で、初スタメンとなったGK鈴木彩艶は後半アディショナルタイムにバックパスを“空振り”。「ボールスピードにうまく合わせられなかった」と連係に課題を残したが「あそこで下がっていたら、相手に取られていたと思う。ポジティブなミスと捉えている」と強靱(きょうじん)なメンタルで振り返った。それ以外のビルドアップやハイボール処理は安定感を見せ、今夏マンチェスターU(イングランド)から獲得オファーが届いた大器の片りんを示した。

 来月からは26年W杯北中米大会アジア2次予選がスタート。チュニジアのように守備に人数をかけ、ゴール前を固めてくる相手が想定される。さらに中東や東南アジアでのアウェー戦では暑さも大敵。焦らずに集中力を保ち続けるのが重要になる中、冨安は「良いテストマッチになった」と笑顔。昨年6月に3失点を喫したチュニジアに“リベンジ”を果たした板倉は「ボールを持てる時間帯も多かったし、うまく相手を見ながらできていた。ゼロで抑えられたことに凄く手応えを感じている」と胸を張った。(飯間 健)

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