田中碧　国際Aマッチ初の1試合2得点「継続することが大事。自信につながるし、バリエーションも増える」

＜日本・カナダ＞後半4分にこの日、2ゴール目を決めた田中（撮影・小海途　良幹）
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　日本代表は13日にカナダ代表と対戦し、4―1で勝利した。MF田中碧（25＝デュッセルドルフ）が国際Aマッチでは初、クラブでは川崎F時代の20年9月13日の広島戦以来、自身2度目の1試合2得点をマークした。開始77秒で右足で先制点をもたらすと、後半開始3分にゴール前に飛び出し、伊東のパスを右足で強烈にたたき込んだ。

　1点目は相手DFに当たってネット揺らしたとあって「結果的に入ったから良かったけど運の部分もある」と淡々と振り返ったが、2点目に関しては「（伊東）純也君が優しいパスをくれたので決めるだけだった、力まずに決められて良かった」と笑顔だ。

　所属するドイツ2部デュッセルドルフでは9月以降、先発はわずか1試合と不本意な時期を過ごしている。それでも「そういう時期もある」と気持ちを切り替え、「ゴールに絡むことが自分の課題」と課題に挙げていた攻撃力をこの日は遺憾なく発揮。サムライブルーのユニホームで再び輝きを放ち、「継続することが大事。クラブだろうが代表だろうが点を取ったりアシストするのは自信にもつながるし、バリエーションも増える。コンスタントに決めるのはFWじゃないので難しいかもしれないが、3、4、5試合で1点取るって言うのは自分の中では大事。得点チャンスをつくりだす、そこに絡んでいくのを増やして行ければ」と先を見据えた。