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U22日本 またも決勝で敗れ2大会連続の銀 アジア大会日韓戦5連敗で通算成績1勝8敗に…

[ 2023年10月7日 22:55 ]

杭州アジア大会男子サッカー決勝   U22日本1―2U24韓国 ( 2023年10月7日    中国・杭州 )

<杭州アジア大会男子サッカー決勝 U22日本―U24韓国>後半、逆転ゴールを許し落胆するU22日本代表イレブン(ロイター)

 U―22日本代表は7日、杭州アジア大会男子サッカー決勝でU―24韓国代表に1―2と敗戦。10年大会以来13年ぶり2度目の金メダルを獲得とはならず。大会史上2度目となる“男女アベック優勝”も逃し、2大会連続3度目の銀メダルに終わった。

 日本はオーバーエイジ(OA)枠を使用せず年齢上限の24歳以下ではなく、大学生も含めた22歳以下という若手主体のメンバーながら順調に勝ち進み、2大会連続の決勝進出。決勝では前回大会と同じく韓国との日韓戦が実現することになった。

 試合は19歳FW内野(筑波大)の“開始80秒弾”で日本が先制。左サイドをMF佐藤(ブレーメン)がドリブルで切り込み深い位置からクロス。このこぼれ球をMF重見(福岡大)が拾って右に開いていたFW内野にパス。ゴール前で落ち着きを見せた内野がニアサイドの右上隅にシュートを蹴り込み、チームトップの今大会4点目を決めた。

 しかし、その後消極的な姿勢が目立つと攻め込まれる場面が増え前半27分には今大会得点ランク単独トップを快走するFWチョン・ウヨン(シュツットガルト)に頭で決められ失点。同点に追いつかれると劣勢の展開のまま前半が終了した。

 後半に入ると11分にも失点。DFイ・テソク(FCソウル)のドリブル突破で崩され、最後はゴール前でMFチョ・ヨンウク(金泉尚武)に決められ逆転を許した。反撃を狙う日本だったが最後までゴールが奪えず試合終了。アジア大会韓国戦では5連敗。大会通算成績でも韓国戦は1勝8敗と大きく負け越すことになった。

 一方、日本とは対照的に韓国はアジア大会の金メダルで兵役免除となるため、年齢上限の24歳以下の選手とOA枠3人を揃えた“本気モード”で大会に臨み、男子サッカーでは史上初となる3連覇を達成。勝利に対する貪欲さを発揮し、大会最多6度目の金メダルを獲得した。

<アジア大会韓国戦成績 1勝8敗>
62年ジャカルタ大会 1次リーグ●0―1
70年バンコク大会 準決勝●1―2
78年バンコク大会 1次リーグ●1―3
82年ニューデリー大会 1次リーグ〇2―1
94年広島大会 準々決勝●2―3
98年バンコク大会 2次リーグ●0―2
14年仁川大会 準々決勝●0―1
18年ジャカルタ大会 決勝●1―2
23年杭州大会 決勝●1―2

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