神戸MF佐々木大樹「僕は島根県から来ているので」ダービーの重圧感じない24歳が値千金V弾

明治安田生命J1リーグ第28節   神戸1―0C大阪 （ 2023年9月23日    ノエビアスタジアム ）

＜神戸・C大阪＞後半、ゴールを決めて喜ぶ佐々木（中央）（撮影・北條　貴史）
Photo By スポニチ

　アカデミー育ちで、17日に24歳になったばかりのMF佐々木大樹が、神戸に勝利をもたらした。0―0の後半14分、DF初瀬のロングフィードに反応。相手DFラインの背後に抜け出すと、最後はDFと競り合いながら左足で決勝点を挙げた。

　チケット完売となった「関西ダービー」で値千金の一発。だが本人は「お客さんが多く入るのは興奮するけど、僕は島根県から来ているんで、ライバル心はない」とあっけらかんとしている。「あ、今日はセレッソ戦か、あ、ガンバ戦かと」。ダービーの重圧を感じない度胸の良さで、大きな仕事をやってのけた。

　守備でも自陣深くまで戻って、日本代表DF毎熊晟矢に仕事をさせず。吉田監督は「毎熊を消したかった。大樹は守備もうまいので。得点も取ってくれて期待以上です」と目を細めた。