C大阪遠のくリーグ初V…MF香川「結果が全て」　神戸に敗れ勝ち点10差

明治安田生命J1リーグ第28節   C大阪０―１神戸 （ 2023年9月23日    ノエビアスタジアム神戸 ）

＜神戸・C大阪＞手痛い敗戦に肩を落とす香川（中央）らC大阪イレブン（撮影・北條　貴史）
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　力の差を、まざまざと見せつけられた。C大阪は小菊昭雄監督が「優勝争いに生き残れるかどうかの大一番。負ければ目標を変えざるをえない」と位置づけた首位・神戸とのアウェーゲームに0―1で敗戦。残り6試合で神戸との勝ち点差は10に広がり、逆転優勝の可能性は限りなく低くなった。

　持ち味のクロスからの攻撃を警戒されたが、チャンスがなかったわけではなかった。前半45分にはMFカピシャーバがドリブルで突破し、ペナルティーエリア左手前でフリーキックを獲得。後半29分にはFWセアラに代わり出場のFW渡辺がペナルティーエリア内で右足を振り抜いたが、壁に阻まれた。

　守備も後手に回り、後半14分、神戸MF佐々木に先制弾を献上。1分後の後半15分からそれぞれFW上門、MF奧埜を投入したが、流れを変えられなかった。チームで唯一、リーグ戦全試合出場を続けるMF香川は「今日求めたいのは結果だった。結果が全て。それが実力」と押し殺せない悔しさをにじませた。

　19年以来、7戦連続で負けなしと相性もいいはずだった神戸に敗れたショックは大きいが、下を向いてばかりもいられない。ACL圏内の3位・名古屋とは勝ち点わずか2差。指揮官は「今年の目標はトップ3ということで、キャンプからやってきた。（優勝争いの）目標は変えてしまうことになるんですが、ここで折れず、ACLへ向かってやっていきたい」と前を向いた。