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日本代表FW上田 フェイエノールト移籍で成長実感 ドイツ戦へ「どういう戦いができるのかが重要」

[ 2023年9月8日 12:06 ]

<日本代表欧州遠征>ボールを蹴る上田(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は7日、ドイツのウォルフスブルクで9日のドイツ代表との国際親善試合に向けて練習を行った。

 今夏にベルギー1部セルクル・ブリュージュからオランダ1部フェイエノールトに移籍したFW上田綺世は、W杯カタール大会で2―1で勝利したドイツとの再戦について「日本代表の価値を示すチャンスになるとW杯の頃から言っていた。それもそうだし、それぞれがステップアップして(欧州)5大リーグでプレーしている選手も多いので、そこと肩を並べていかないと日本サッカーが目指しているところには届かない。強豪うんぬんではなくて、自分たちがどのくらい通用するのか、どういう戦いができるのかが重要」と意気込みを語った。

 W杯のドイツ戦では出番はなかった。それでも欧州挑戦1年目となった昨季はベルギー1部セルクル・ブリュージュでリーグ2位の22得点を記録。フェイエノールトでも9月3日のユトレヒト戦で移籍後初ゴールを決め、新天地で好スタートを切った。「W杯から半年以上たって、積み重ねてきたところだったり、クラブは変わったけど自分の中で成長した部分はあると思う。点を取る感覚もそうだし、チームが変わって強度やプレースタイルとかいろんな成長ができていると思う。そんな簡単じゃないけど、当時とは違う感覚でプレーできるとは思う」と自身の成長を示したい考えだ。

 ドイツ戦に向けては「(前線へ)苦し紛れのボールも増えてくると思うしそれを収めるのも、世界トップトップのセンターバックを相手に僕らが100%抑えるのは簡単じゃない。そういった中で、ポゼッション率を上げるところで言うと、そういうところでファウルをもらう、マイボールにするきっかけを多くつくれる選手が前にいればいるほどポゼッション率は上がると思う。ただ、勝負の中で勝つためにはポゼッション率もそうだし、ほかのところで主導権を握る。守備をしていても僕らがペースを握ることだってある。どう自分たちの流れの時間を増やして、自分たちの流れの中でゲームを進められるかというところはトライしていくところなんじゃないかと思う」とイメージを明かした。

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