×

日本代表MF遠藤 カイセドの代役でのリバプール移籍にも「もちろん比べられるのはわかっている」

[ 2023年9月8日 11:14 ]

<日本代表欧州遠征>笑顔を見せる遠藤(中央)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ

 日本代表は7日、ドイツのウォルフスブルクで9日のドイツ代表との国際親善試合に向けて練習を行った。今夏にドイツ1部シュツットガルトからイングランド・プレミアリーグのリバプールへ移籍したMF遠藤航(30)が、移籍の経緯やチームの印象について語った。

 リバプール移籍後は先発1試合を含めてリーグ3試合に出場し、日本代表に合流した。新天地について「プレミアの方が、ブンデスと比べても、より縦に行ったり来たりするような展開。それがプレミアなのか、リバプールのプレースタイルもあると思う。そこはかなり求められる部分なのかなと思う。(クロップ)監督からもそこの攻撃で縦にガッといった時に対して、“もっと押し上げを早くしろ”というのは、僕だけじゃなくて後ろの選手たちは特に言われるところ。その縦の動きの運動量はかなり求められる。逆に言うと、そういう厳しさを求めて移籍したのもある。それがリバプールに求められるものなんだろうなと思いながら、いろいろ考えている」と明かした。

 リバプールは今夏、守備力を買って獲得を狙っていたブライトンのエクアドル代表MFカイセド(現チェルシー)との契約は実現しなかった。今夏の遠藤の移籍はカイセドの代役として実現した側面もあるが「もちろんカイセドとかと比べられるというのはわかってはいるけど、別にそこはあんまり気にしていない。自分はそうやってリバプールに求められている選手だと、そういう自覚を持ってプレーすることが大事だと思う。監督からも期待されているというのは実際に会って話してみてすごく感じる。あとは本当にピッチ上で自分の良さを表現するというところだけだと思う」と自身のプレーに集中する考えを示した。

 また、昨年のカタールW杯で2―1で逆転勝利したドイツ代表との試合に向けては「W杯と同じような気持ちで戦わないと勝利にもっていくというのは難しいと思う。でも、自分たちもかなりいいチームになってきているという自覚はあるし、個人、個人がすごく高いパフォーマンスでヨーロッパの舞台で戦っているというところは自信を持っていいと思う。ここでもう一回ドイツを倒せれば、自分たちの力というのを証明できると思う。前回のW杯でドイツに勝って、子供たちは“次もドイツに勝てるでしょ”と思っていると思うし、それが普通になっていけばいいのかな。純粋なメンタリティー、日本は強いんだという気持ちを大事にしていきたい」と力強く話した。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年9月8日のニュース