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【Jトピ~データで読み解く】C大阪・毎熊が魅せる高精度クロス 代表初招集の右サイドバック

[ 2023年9月6日 06:00 ]

今季のクロス成功率が38%と最も高いC大阪・毎熊
Photo By スポニチ

 日本代表は9日にドイツ、12日にトルコと対戦する。第2次森保ジャパン初の欧州遠征で、唯一初招集されたのがC大阪のDF毎熊晟矢(25)。右サイドで豊富な運動量と攻撃センスで好パフォーマンスを見せている。

 毎熊はプロ入り後、FWからサイドバックに転向。献身的なハードワークで攻守に奮闘している。チーム3連勝中の3試合全てで得点に絡み、特長を生かしたプレーを見せた。

 8月20日の横浜FC戦(○1―0)では、後半4分に右サイドからドリブルで中央に進入しMF香川真司にパス、FWレオ・セアラの決勝点につなげた。今季のドリブルは33回でチームの日本人最多。緩急をつけたドリブルが持ち味だ。

 続く26日の名古屋戦(○3―1)では、前半9分に相手DFの裏を狙うロングスルーパス。セアラのクロスからFW上門知樹が先制弾を決めた。今季のスルーパスは31本。右サイドから鋭いパスでチャンスをつくる。上門の2点目も縦パスから起点となった。

 前節2日の川崎F戦(○3―0)では、後半7分に香川とのパス交換から、相手DFの間を通す縦パス。先制のオウンゴールにつながった。クロスの精度も高く、前半5分にグラウンダーのクロスから上門がシュート。今季のクロス成功は19本で、成功率38%はクロス成功15本以上の24人の中で最も高い。

 攻撃だけでなく、守備の総合値とされるCBI(クリア+ブロック+インターセプト)は計125回でチーム2位。うちブロック63回は全選手で8位と、チームの堅守に貢献している。

 献身的に攻守でハードワークを怠らず、今季の走行距離263・44キロはチーム最長。森保ジャパンが求めるインナーラップでの攻撃参加も光る右サイドバックの活躍に期待したい。
(データ提供・データスタジアム)

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