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立ち位置が変わった 三笘 ドイツ戦で強豪連破の立役者になる! 

[ 2023年9月6日 04:35 ]

国際親善試合   日本―ドイツ ( 2023年9月9日    ウォルフスブルク )

ドイツ戦が行われるフォルクスワーゲン・アレーナを背に練習する(左から)板倉、三笘、浅野、伊藤洋
Photo By スポニチ

 日本代表は4日、ドイツ代表と対戦するウォルフスブルクで全26選手が参加して練習を開始。22年W杯カタール大会ドイツ戦は後半途中からの出場だったFW三笘薫(26=ブライトン)が、先発出場で強豪連破の立役者になることを誓った。日本代表では先発した8試合で4ゴール3アシスト。出れば結果に絡む男が、相手にキックオフからカオス(混沌=こんとん)をもたらす。

 ドイツはこの男が先発出場した時の本当の恐怖を、まだ知らない。三笘はW杯後スタメンに定着し、3月、6月の4試合はいずれも先発で2得点2アシスト。通算でも先発した8試合は4得点3アシストと驚異のチャンスメーク力を誇る。その4得点のうち3点は前半に挙げており、「前回(W杯)は守備的な位置で35分くらいしか出ていない。攻撃的に自分の良さを出せればいい」と不敵な笑みを浮かべた。

 約9カ月前とは日本代表で「立ち位置が変わった」ことは自覚している。W杯ドイツ戦では後半12分に長友に代わってウイングバックとして途中出場。ドリブルで堂安の同点弾の起点となった。スペイン戦では“三笘の1ミリ”で劇的な決勝点を演出したが、大会4試合は全て途中出場で得点もなかった。

 W杯後はブライトンで一気にブレークし、昨季公式戦41試合10得点。第2次森保政権での活躍と相まって、今回は日本の絶対的エースとしてドイツ撃破の鍵を握る立場になった。「W杯で対戦する緊張感とは違うが、自分の中での手応えは少しずつある。勝ちにつながるようなプレーを見せられれば良いと思う」と語った。

 今季もブライトンで開幕から4試合で1得点3アシスト。「ドイツに2回勝てば欧州や世界からの目も変わる。勝つことによって毎回自信を更新していける」。世界にインパクトを与えるためのチャンスを、好調なエースが逃すはずがない。

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2023年9月6日のニュース