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京都・チョウ貴裁監督「治して欲しい。治って欲しい」教え子の神戸MF斉藤への思いを

[ 2023年9月3日 23:51 ]

明治安田生命J1リーグ第26節   神戸2―1京都 ( 2023年9月3日    ノエビアスタジアム )

京都・チョウ貴裁監督
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 京都のチョウ貴裁監督(54)が言葉を詰まらせた。逆転負けを喫した悔しさからではない。約1年間の重傷を負った教え子の神戸MF斉藤未月への思いがこみ上げたものだった。

 「最後に一つ良いですか」。神戸は試合前後に斉藤の背番号16をあしらった『未月とトモニ』と書かれた特別Tシャツを着用。それを見ていた指揮官は試合後の会見が終了した後、自ら切り出した。

 「神戸に関わる皆さんの前でいうのは場違いかもしれないが、未月は小学生の頃から知っている。湘南では泣きじゃくっていた。そんな純粋な子が首位クラブで活躍しているのを陰ながら応援していた。神戸の選手がTシャツを着て励ましていたのは、いち指導者として感銘を受けました。僕も120%、人間として、指導者として力を貸したい。皆さんも励ましの言葉を掛けて上げて欲しい」

 最後は涙を堪えながら「必ず彼はピッチに帰ってくる。治して欲しい。…治って欲しいと願います」と目を熱くした。チョウ貴裁監督は育成年代に斉藤と出会い、トップチームで約5年間指導。負傷した後には普段は使用しないSNSで激励メッセージを送っていた。

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