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神戸・山口 AT弾で劇的ドロー 19日に大ケガ負った斉藤未月に「届けられたかな」

[ 2023年8月27日 05:00 ]

明治安田生命J1リーグ第25節   神戸2ー2FC東京 ( 2023年8月26日    国立 )

J1史上最遅、後半59分にゴールを決めた神戸・山口(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグは26日、各地で8試合が行われ、神戸はFC東京と2―2で引き分けた。後半終了間際にMF山口蛍(32)が強烈なボレーで劇的な同点弾を放ち、横浜FCに敗れた首位横浜との勝ち点差は「1」に縮まった。

 終盤にめまぐるしくスコアは動き、神戸の諦めない執念が劇的なドローを呼び込んだ。吉田監督は「(斉藤)未月の諦めないプレーが出たんじゃないかな」と声を震わせた。

 1点を追う状況で後半アディショナルタイムに突入。同47分にFW大迫の3戦連発となるPK弾で追いつきながら、その8分後に勝ち越し点を奪われた。アディショナルタイムの目安として示された13分が過ぎようという瞬間だ。大迫の折り返しを、MF山口が豪快なボレーでゴールネットに突き刺した。

 19日の柏戦でMF斉藤未月が全治1年の重傷を負った。スタンドにはサポーターの手で『まだまだこっから!未月とトモニ!!』との横断幕が掲げられ、ロッカールームには背番号16が飾られた。2度突き放されても食い下がるのは、チーム全体に熱い思いがあるからだ。「病院で見てくれていると思って臨みました。追いつく執念は未月に届けられたかな」と山口。首位の横浜とは勝ち点1差に縮まった。残り9試合。斉藤のためにもリーグ初制覇へと突き進む。 (飯間 健)

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