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【女子W杯】W杯優勝経験国は日本のみに…米国敗退に世界が衝撃「信じられない」「映画のような結末」

[ 2023年8月6日 22:22 ]

<女子W杯決勝トーナメント1回戦 スウェーデン・米国>PK戦の末に敗れ、落胆するFWラピノー(右から3人目)ら米国代表イレブン(AP)
Photo By AP

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、史上初の3連覇を狙うFIFAランク1位の米国が同ランク3位スウェーデンと激突。0―0のまま延長戦でも決着つかず。120分激闘後のPK戦の末に敗れ、9大会連続9回目の出場にして初の16強敗退という結果に終わった。

 W杯過去8大会で優勝4回、準優勝1回、3位3回と全て“メダル圏内”という優秀な成績を収めていた圧倒的王者が初めて決勝トーナメント初戦で敗退。わずか4カ国しかないW杯優勝経験国としてドイツ、ノルウェーに続き姿を消すことに。残っている優勝経験国は日本のみとなった。

 米国の敗退で世界に衝撃が走った。英BBC放送(電子版)は「メルボルンで信じられないようなドラマが起こり、女王米国による史上初の3連覇という夢は散った。過去最悪な結末に本国では厳しい批判が待っているだろう」と報道。スペイン紙マルカ(電子版)は「スウェーデンが映画のようなエンディングで米国を撃破。この日の米国はGKムショビッチから得点できない運命だったようだ」と表現した。

 スポーツ専門局ESPNは「120分間の熱狂的な試合はPKの末に前回W杯王者が敗退。勝てるはずの試合だったがGKムショビッチの好守と、2本のうち(4人目と5人目)一本でも決めていれば勝てたPKを外し、最後はVAR判定の結果ゴールラインを割ったと判定され敗れた」と報道。スポーツ専門放送局ユーロスポーツ(電子版)では「ドラマに満ちたPK戦でスウェーデンが米国とFWラピノーを敗退させる」と報じ、今季限りでの引退を表明している米国代表FWラピノーのW杯との別れを惜しんだ。

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