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お株奪うカウンターでなでしこ撃破へ ノルウェー監督、日本―スペイン戦と「予想図は同じだが構図は逆」

[ 2023年8月4日 16:13 ]

日本を警戒するノルウェーのリーセ監督(AP)
Photo By AP

 サッカーの女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会準々決勝で5日に日本代表と対戦するノルウェー代表のリーセ監督が、なでしこ撃破の鍵にカウンターを挙げた。4日のFIFA公式サイトなどによれば、1990年代に日本の日興証券でプレー経験がある指揮官は、1次リーグ最終戦でボール保持率23%ながら堅守からの速攻を軸にスペインを4―0で破った日本の戦いに触れ「試合の予想図は同じようなものになるが、構図は逆になる」と指摘。「ボールをあまり持とうとせず(奪えば)パスで素早くゴールを狙う」と相手のお株を奪うスタイルで勝利を狙う構えを示した。

 日本は1次リーグ序盤2試合でザンビアとコスタリカを相手に保持率で上回ったようにボールを支配する戦いも可能。その上で日本にボールを持たせる考えを示し「相手にスペースを与えないようにタイトな守備が必要。自分たちがボールを持った時にスイッチを入れる必要がある。練習でハードに取り組んできた」となでしこ攻略に自信を示した。

 MFモーヌムは「難しい任務だけど、我々は守備が堅くてカウンターが得意。みんな信じないかもしれないけれど、時には勝ち目が少ないと思われるのも楽しいわ。W杯では何事も起こり得ることを見てきたから」と不敵に笑う。

 カウンターで決定力を問われるFWの起用に関し、負傷明けの18年女子バロンドール選手ヘーゲルベルクかフィリピン戦で3得点のハウか注目を集めるが「2人のいいストライカーがいてぜいたくな悩み」とリーセ監督。95年大会女王が、日本の前に立ちはだかる。

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