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なでしこと女子W杯初戦で対戦、ザンビア代表にまたも“疑惑”浮上…2年間の給与未払い問題を英紙報じる

[ 2023年7月21日 16:38 ]

22日に女子W杯1次リーグ初戦の日本戦を控えるザンビア代表イレブンだが…(AP)
Photo By AP

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」と22日のW杯オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグ初戦で対戦するザンビア代表にまたも“疑惑”が浮上。英紙ガーディアン(電子版)が20日に「女子ザンビア代表のほとんどの選手が21年東京五輪以降、約2年間にわたり同国サッカー協会から給与未払いの状態が続いている」と報じた。

 W杯初出場となるFIFAランク77位のザンビアは大会直前に英報道でムワペ監督の選手に対する性交渉強要疑惑が浮上。続けて主将のFWバンダにもドイツメディアで性別問題が報じられるなど、ピッチ外で物議を醸していた。

 さらに今度は“給与未払い問題”が浮上。ガーディアン紙は「チーム関係者によると女子ザンビア代表のほとんどの選手がほぼ2年間“無給”の状態でW杯に参加。21年8月の東京五輪から帰国後、試合の対価や最大100日間のトレーニングの支払いをまだ受け取ってないという」と報道。「ザンビアの選手たちは給与未払いに抗議し、今月ドイツで行われた親善試合前の練習を2日間にわたりボイコット。それでもFWバンダの決勝点でドイツを撃破した」と続けた。

 加えて同紙はW杯本大会に向け選手のモチベーションが下がっていると指摘。「ニュージーランドのベースキャンプに到着して以来、選手たちは練習や試合前に行うザンビア伝統の儀式を拒否するなど、選手とザンビアサッカー協会の溝が深まっている」と説明した。

 なお、この“給与未払い問題”についてザンビアサッカー協会はガーディアン紙の取材に対し、ノーコメントだったもよう。他にも同紙は国際サッカー連盟(FIFA)に対しムワペ監督の“疑惑”について問い合わせたようだが、広報担当者からは「(ムワペ監督への)告発は認識しており、ザンビアサッカー協会とも連絡を取っているが調査についてはコメント出来ない」と返答されたという。

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