カズ　オリベイレンセと期限付き移籍延長のため渡欧「本当に簡単なことじゃないけど、そこに挑戦したい」

渡欧前に取材に応じる元日本代表FWの三浦知良
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　元日本代表FW三浦知良（56）が15日、ポルトガル2部オリベイレンセと期限付き移籍を前提とした調整に入るため、羽田空港から渡欧した。契約期間は24年6月30日までで、メディカルチェックを経て正式決定する見通しだ。

　2月から期限付き移籍した昨季は3試合の出場にとどまった。再度オリベイレンセで挑戦する理由について「1月にポルトガルに行ったときに成功とか失敗とかいうよりも、自分がポルトガル2部のプロリーグでまずはいい経験ができたらいいと思ったけど、終わってみたら物足りないと感じた」と説明。

　今季に向けては「今回は経験だけでなく、試合に出てゴールを決めるということを成し遂げるために挑戦したいという気持ちが強かった。ポルトガルはカップ戦2つとリーグ戦があるので、何かしらチャンスをもらえるように努力として、そのチャンスを形として残せるところまでいきたいと思っている。本当に簡単なことじゃないけど、そこに挑戦したい」とポルトガルでの初ゴールに向けて力強く話した。

　日本では保有元の横浜FCや古巣のJFL鈴鹿ポイントゲッターズで練習参加し、練習試合にも2試合に出場した。現在のコンディションについては「実戦的なものは2試合できた。ただ、（ポルトガルでは）気候もグラウンド環境も変わる。最初の入りさえしっかりできれば試合に関われるんじゃないかなと思います」と手応えを口にした。