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神戸が5発快勝 吉田監督「新たな競争に加わる」2得点の川崎修平を高評価

[ 2023年7月12日 22:35 ]

天皇杯3回戦   神戸5―2磐田 ( 2023年7月12日    ヤマハスタジアム )

神戸MF川崎修平(C)VISSEL KOBE
Photo By 提供写真

 神戸が貫禄勝ちを収めた。J2磐田相手に5発快勝。吉田孝行監督(46)は多くの収穫を強調した。

 一つはMF川崎修平(22)だ。ポルティモネンセから今季期限付きで加入。負傷などでなかなか出番に恵まれなかったが移籍後初得点を含む2得点。「良くやってくれた。十分評価できる。新たな競争に加わった」。FW大迫勇也とFW武藤嘉紀、MF汰木康也の3トップは健在だが、交代要員でメドが立っているのはパトリッキのみ。パリ五輪世代の川崎の台頭はシーズン後半戦に向けて大きい。

 二つ目は16日のリーグ鳥栖戦(ノエスタ)へ向けてコンディション調整ができたこと。4点リードした後半15分から大迫と武藤を投入した。「コンディション面もあるし、休ませる意図もあった。もう1点取りたいというのもあった。色んなことを考慮して、次のリーグにつながるように起用しました」。大量リードしたことで、余裕を持った交代カードが切れた。

 最後は負傷者が相次ぐセンターバック陣の様々な組み合わせが試せたこと。前半45分間はDF酒井高徳とDF本多勇喜、後半からはDF大崎玲央と酒井。最後は大崎とDF尾崎優成を組ませた。DF菊池流帆とDF山川哲史、DFトゥーレルが不在な中だが指揮官は「人数が少ない中で良い競争が生まれた」と手応えを口にした。

 天皇杯はラウンド16に進出。リーグ戦でも首位・横浜と勝ち点3差の2位に付ける。佳境を迎えていく中、磐田戦の90分間は大きな意味があった。

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