バイロン　町田へ“禁断の移籍”　2位・東京Vから1位へ「裏切り者と言われるのは覚悟の上」

町田練習に合流し、恩師の黒田監督（左）と話すMFバスケス・バイロン
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　J2町田は6日、J2東京VからMFバスケス・バイロン（23）を完全移籍で獲得したと発表した。22日の千葉戦から出場可能となる。

　黒田監督の青森山田高時代の教え子で全国優勝も経験。J1昇格を争うJ2の2位クラブの主力が首位クラブへ移る、いわば“禁断の移籍”となる。練習合流後に会見した23歳は「悩みに悩んだ。最初はそんな勇気はないと思った」としたが「中3の時に“必ずプロにする”と僕を獲りにきて、育ててくれた黒田監督と一緒にやりたい」と決断の経緯を明かした。

　チリ出身で、将来の日本代表入りを目指し今秋日本国籍を取得見込み。「ヴェルディには感謝している。裏切り者と言われるのは覚悟の上。いろいろな意見をパワーにしてピッチ上でやるしかない」と決意を示した。

　◇バスケス・バイロン　2000年5月16日生まれ、チリ出身の23歳。9歳で家族とともに来日。青森山田高3年時に全国高校選手権で優勝。19年に東北社会人リーグのいわき（現J2）に加入、20年にはチリ1部クラブに期限付き移籍し昨年東京Vに完全移籍していた。1メートル75、70キロ。利き足は左。