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川辺駿 ベルギー1部の強豪・スタンダール完全移籍 プレミアより確実な出場機会求め

[ 2023年7月7日 04:45 ]

川辺駿
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 イングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンに所属する日本代表MF川辺駿(27)が、ベルギー1部の強豪スタンダール・リエージュに完全移籍することが6日までに分かった。複数の関係者によれば、既にクラブ間で合意。移籍金は推定250万ユーロ(約3億9000万円)で、現地でのメディカルチェックを経て正式サインする予定という。

 川辺は21年7月に広島からスイス1部グラスホッパーに移籍。活躍が認められ22年1月には提携関係にあるウルバーハンプトンに籍を移したが、昨季までは期限付きでスイスでプレーを続けていた。

 関係者によれば、川辺にはプレミアリーグでプレーする選択肢があったものの、確実に出場機会を得られるチームへの移籍を模索。その中で、最終的に熱烈なラブコールを送られたスタンダールへの移籍を決めたという。

 川辺は欧州での活躍が評価され、先月の親善試合で日本代表に復帰。6―0で大勝したエルサルバドル戦で途中出場を果たした。26年W杯出場も目標に掲げる技巧派MFが、かつて元日本代表GK川島やFW永井(現名古屋)らがプレーしたクラブで、さらなる飛躍を目指す。

 ◇川辺 駿(かわべ・はやお)1995年(平7)9月8日生まれ、広島市出身の27歳。広島の下部組織出身で、14年にトップ昇格。15~17年は磐田に期限付き移籍し、18年に広島に復帰。21年7月にスイス1部グラスホッパーに移籍し、22年1月には提携関係にあるプレミアリーグのウルバーハンプトンに籍を移したが、昨季まではそのまま期限付きでプレー。日本代表は21年3月に初選出され、同月の韓国戦でデビュー。国際Aマッチは5試合1得点。1メートル78、70キロ。利き足は右。

 ▽スタンダール・リエージュ ベルギー東部リエージュを拠点に1898年創設。優勝はリーグ戦10回、ベルギー杯8回など。元ベルギー代表のカール・フーフケンス監督が就任。本拠地モーリス・デュフランは約2万7000人収容。

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2023年7月7日のニュース