J1福岡FW佐藤凌我　次戦C大阪SB毎熊は東福岡の1歳上の先輩「賢くて上手くて何でもできる選手」

　J1福岡が28日、練習後に次戦30日アウェーC大阪戦へ向けてのオンライン会見を行った。

　チームは上位対戦が続いていることもあり、現在4連敗中で7戦未勝利と苦しんでいる。次戦のC大阪も今季初戦のホーム戦では2―1で勝利を収めたものの、現在は4位でリーグ戦直近6戦5勝、2連勝中と好調の難敵だ。

　3戦連続で先発出場中のFW佐藤凌我（24）は「チームが勝てていないのが現状なので、最初から出ている選手としては責任を感じる。まだまだ自分の力不足」と厳しい表情。主戦場ではないサイドでの起用も続くが「与えられたポジションで全力を尽くすのがプロだと思う」と責任感をにじませた。

　C大阪については「初戦の頃とはまったく別のチームだと思う」と警戒。また、マッチアップも予想される相手サイドバック・毎熊晟矢（25）は東福岡の1歳上の先輩で「賢くて上手くて何でもできる選手。攻撃参加も質が高い」と印象を話した。連絡は「まったく取っていない」と笑いながらも「会えば話す」という仲。ピッチでの対戦を心待ちに、闘志も燃やした。

　長谷部茂利監督（52）は好調なC大阪について「システムを433から442に戻して上手く機能している」。今季新たに加わった選手たちが順応してうまくチームが流れている」と分析。「厳しいゲームになるし、厳しいゲームに持っていかないと勝ち点は近づかない」と覚悟を口にした。

　前節の神戸戦も得点チャンスがありながらも無得点に終わっており「決めていたらゲームの流れも結果も違った。ゴール前は本当に大事」と強調。「自分たちの戦いに持っていけたら可能性、チャンスがある」

　好調C大阪をたたいてチームの勢いを取り戻す。