チャナティップ送別会に約350人集結　笑顔で別れ「日本でプレーできてチャナの夢はかなった」

送別会に駆けつけた大勢のファンと笑顔で記念撮影するチャナティップ（前列中央）
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　川崎Fからタイ1部のBGパトゥムへの完全移籍が決まったタイ代表MFチャナティップ（29）の送別会が25日、川崎市内の「Ankerフロンタウン生田」で行われた。サポーターの要望により、クラブの全面協力のもとで開催され、日曜日の夜にもかかわらず約350人が集結。会場はタイの国旗やタイ語の横断幕などで彩られた。

　17年の来日から6年。川崎Fのユニホームを着て壇上に上がった“タイのメッシ”は、クラブの関係者から食堂で働く人、掃除をしてくれた人まで全ての支えてくれた人に感謝。「Jリーグでプレーするのが夢だったので、日本でプレーできてチャナの夢はかなった。川崎Fを去っても、チャナはチャナのままです」と笑顔で別れのあいさつを語った。

　サポーターからは4枚のタペストリーを贈呈された。「ありがとう、チャナ」、「なまらありがとう！サイコー！！」などと記されたタペストリーには、札幌のサポーターも含めた多くのサポーターのメッセージが書き込まれた。

　受け取ったチャナティップは何度も両手を胸の前で合わせて感謝。サポーターの手で胴上げされ4度宙を舞った後は、一人一人と触れあい、別れを惜しんだ。