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西野朗氏 実は「よそいき」のスタイルで演出したマイアミの奇跡「きょうザガロ監督と試合するんだって」

[ 2023年6月24日 15:00 ]

西野朗氏
Photo By スポニチ

 前サッカー日本代表監督の西野朗氏(68)が24日までに更新されたYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」にゲスト出演。自身が指揮官として演出した「マイアミの奇跡」にまつわるエピソードを明かした。

 チャンネルのホスト役を務める前園真聖氏は、当時の日本五輪代表チーム主将。豪華な顔合わせのトークは、自然と1996年アトランタ五輪で日本がブラジルを撃破した歴史的勝利の話題に移った。

 「監督として(大会に臨む)緊張感はなかったんですか?」と問われた西野氏は、「自分も未知(の領域)じゃない。その時代のサッカー観は今と全く違うからね。自分たち指導者も世界なんて全く知らない」と28年ぶりに世界のひのき舞台に立った心境をこう明かした。

 日本はグループリーグ初戦でブラジルと対戦。会場に向かうバスに乗り込んだ時、西野氏はあることに気づいた。「“あ、そうだ、きょうザガロ監督と試合するんだ”と思って、(ジャージーから)服を着替えに行ったよ。それで慌ててスーツに着替えて、ネクタイもして、敬意を見せて…」。アジア予選では、ずっとジャージー姿でタクトを振った西野氏も、実は「よそいき」のスタイルで名将マリオ・ザガロ監督に相対していたのだ。

 試合では一方的に攻め込まれながら、MF伊東輝悦(現沼津)のゴールを守り抜く大金星。スーツ姿の指揮官が世界に衝撃を与えた戦いだった。

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