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スペインがネーションズリーグ初優勝 PK戦で6人目を志願したカルバハルがパネンカを成功

[ 2023年6月19日 11:30 ]

欧州ネーションズリーグ決勝   スペイン0―0(PK5―4)クロアチア ( 2023年6月18日    オランダ・ロッテルダム )

PK戦を5―4で制し初優勝。歓喜のスペインイレブン(AP)
Photo By AP

 スペインが延長0―0の末に突入したクロアチアとのPK戦を5―4で制し、開催3回目の大会で初優勝した。主要国際大会では2012年欧州選手権以来のタイトル。後蹴りのPK戦でGKシモンが相手の4人目と6人目を止め、最後はDFカルバハルがゴール中央にふわりとボールを浮かせるパネンカで勝利を決めた。

 悲願の主要国際大会初優勝を目指すクロアチアに対し、スペインは延長戦も含めてシュート21本を放ちながらゴール枠に飛んだのは相手の5本に対して後半39分の1本のみ。決め手を欠いたが、粘り強い守備でピンチをしのいで11年ぶりのタイトルを手繰り寄せた。

 シモンは「タイトな試合だった。簡単に勝てないことは分かっていた」と感慨深げ。16強に終わったW杯カタール大会後に就任したデフラエンテ監督は「この世代の選手が素晴らしいことは分かっている。彼らが私を落ち込ませることはない、と」と満足感を漂わせた。

 PK戦で勝負を決める6人目のキッカーを務めたカルバハルは所属するレアル・マドリードでの経験に続いて生涯2度目だったという大役で成功。最初のキッカー5人が決まっていた中で「残りの選手がためらうか自信がないようなら自分が蹴りたいと申し出た。試合が私が望んでいた機会を与えてくれた」と振り返った。

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