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J2首位町田がエリキ弾で苦手の栃木とドロー 過去V率100%勝ち点46で折り返し

[ 2023年6月18日 22:10 ]

明治安田生命J2リーグ第21節   栃木1―1町田 ( 2023年6月18日    カンセキスタジアム )

<栃木・町田>後半33分、町田FWエリキ(右)が同点ゴールを決める
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 J2首位の町田が後半に追いつき、リーグ前半戦をドローで締めくくった。

 J2通算1勝5分け6敗、アウェーでは6戦未勝利と苦手の栃木に、前半は主導権を握られて失点した。後半開始からはU―22日本代表の欧州遠征帰りのFW平河悠、オーストラリア代表活動から前日に合流したFWミッチェル・デュークの両主力がピッチへ。攻勢を強めた同33分、FWエリキが狭いエリアでの鮮やかな連携から今季10得点目となる同点弾を奪い、貴重な勝ち点1をもぎ取った。

 これでリーグ前半戦の21試合を終えて14勝4分け3敗、勝ち点46の首位で折り返した。ここまで連敗がなく、リーグ最少の12失点と看板の堅守が光る。1ターム7試合で勝ち点15を目標に設定する黒田剛監督は「第3タームで勝ち点45以上ということで、一つ(貯金を)積み上げられた。それをポジティブに生かしながらきょうの“1本中の1本”の失点を教訓に、第22節からのスタートに切り替えたい」と前半戦を評価。主将のDF奥山政幸は「トータルでは着実に目標に近づいている。でもまだまだ自分たちの幅を広げないといけない。課題を毎試合改善して、後半戦は前半戦以上に勝ち点を積めるように」とさらなる前進を誓った。

 2位の大分と勝ち点6差、3位の東京Vとは9差をつけている。まだ先は長いとはいえ、J2が22チーム42試合制となった2012年以降、勝ち点46以上で折り返した5チーム(13年G大阪=46、14年湘南=60、15年大宮=46、16年札幌=46、21年磐田=47)は、全てそのまま優勝してJ1昇格を果たした。吉兆データも味方に、初のJ1昇格へ後半戦も突き進む。

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2023年6月18日のニュース