去就注目のエムバペが来季パリSG残留を強調　パリ五輪出場にあらためて意欲も

エムバペ（AP）
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　サッカーのフランス代表FWキリアン・エムバペ（24）が15日、注目される去就に関して「当面はパリ・サンジェルマンに残ることが唯一の選択肢」と語った。

　16日の欧州選手権予選ジブラルタル戦に向けた会見で代表主将として対応。来季までとなっているフランス1部王者との契約延長オプション行使の見送りが明らかになったことで移籍の可能性が取り沙汰されている中で「シーズンの準備が始まった時に戻る準備はできている」と強調した。

　もっともクラブ側が1億5000万ユーロ（約231億円）とも言われる巨額の移籍金収入を確保するため、今夏中の放出に踏み切る可能性は否定できない。また1年後に迫った地元開催のパリ五輪に触れ「いつも話しているように五輪出場は夢」と発言。「FIFAの大会ではないので無理を通すつもりはないけれど、出場できれば大きな喜び」と続けた。

　23歳の年齢制限があり、国際サッカー連盟（FIFA）主催の公式大会ではない五輪にエムバペが出場するにはオーバーエージ枠を利用し、所属クラブの許可が必要になるが、五輪出場を移籍や契約延長の条件に加えることも可能。「唯一の関心は明日の試合でチームの勝利を助けること」と訴えたエースだが、今後もプレーに加えてピッチ外の動向でも注目を集めることになりそうだ。