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【Jトピ~データで読み解く】得点ランクトップの横浜FWロペス J1記録4試合連続複数得点に王手

[ 2023年6月14日 06:00 ]

横浜FWアンデルソン・ロペス
Photo By スポニチ

 横浜は10日の柏戦を4―3で競り勝ち、今季初の4連勝で首位に立った。この試合で2ゴールを挙げたのがFWアンデルソン・ロペス(29)。J1史上8人目の3試合連続複数得点を達成したストライカーが、好調なチームをけん引している。

 柏戦でロペスは前半13分に先制のPKを決めると、2―3の1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに本領を発揮。MF水沼が精度の高い右足クロスを送ると、ゴール前のロペスがファーサイドに流れながら相手のマークを外し、ヘディングシュート。逆転勝利を呼び込む同点弾でチームを勢いづけた。

 これで今季は13得点。7シーズン目のJ1で、21年札幌時代の12ゴールを更新する自身のキャリアハイをマーク。得点ランクでも神戸FW大迫の11点を抜いて、単独トップに立った。

 13得点の内訳を見ると、頭が6点、利き足の左足が3、右足が3、その他(胸)が1とどこからでも決められるのが魅力。10点がワンタッチゴールで、シンプルなプレーからゴールを量産している。

 横浜はFWエウベル、マテウス、MF水沼らウイングの戦力が充実しており、両サイドから得点チャンスを演出する。クロスからの得点は今季全チーム最多の16ゴール。そのうち、半数の8点をロペスがマークしている。

 チームは前半戦を終え、11勝3分け3敗の勝ち点36。優勝した昨季前半戦の勝ち点34を上回った。長期離脱していたFW宮市が復帰、柏戦では決勝点を決めるなどサイドの選手がさらに厚みを増し、連覇への期待が高まる。

 3試合連続2得点中のロペスは、J1記録の98年磐田FW中山の4試合連続複数得点にあと1に迫っている。決定力の高さを維持できれば、記録達成、さらに横浜では21年FW前田以来の得点王も狙えそうだ。(データ提供・データスタジアム)

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2023年6月14日のニュース