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鳥栖 鹿島と激闘ドロー 2度追いつかれるも川井監督手応え「今シーズン一番良かった」

[ 2023年5月27日 21:45 ]

明治安田生命J1第15節   鳥栖2―2鹿島 ( 2023年5月27日    駅スタ )

前半27分、森谷(右から3人目)の先制ゴールを喜ぶ
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 2度リードを奪いながらも、2度追いつかれた。2度目の同点劇は後半アディショナルタイムの46分。相手エース・鈴木に頭で決められ、7戦無敗の好調・鹿島をあと一歩まで追い詰めながらも止められなかった。

 川井健太監督は逃した勝ち点3に「失点でやられるなら高さと想定していたが鹿島が上をいった」と対策が実らずがっくり。それでも強度の高い好ゲームを最後まで展開した内容に「今シーズン一番良かった」と明るい表情をみせ「攻撃でいい強度を持って自分たちらしく進めた。手応えのある試合だった」とチームの成長に自信をにじませた。

 先制点は前半27分。MF森谷賢太郎(34)がゴール前に飛び込み長沼からの折り返しを豪快に決めた。「入るべきところに入ろうとずっと言われてきて、チャレンジし続けてきた。ようやく決められた」。

 川崎Fでプレーしていた2017年以来、6年ぶりのゴール。久々の得点にも「うれしさよりオフサイドを心配した」と先発として攻撃をけん引する34歳のベテランは照れ笑いを浮かべた。ただ、結果を出したことで「自信になる」。進化を続ける自分に胸を張った。

 チームとしてはリードしてからの戦い方に「守るのか、3点目を狙うのか、そこは良い反省」と話し、次に生かしていくことを誓った。

 2点目は後半25分、FW小野裕二(30)が手塚からのパスを左足で仕留めた。ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれた一撃を「狙っていたところに蹴れた」と振り返るも、「勝ちたかった」と笑顔はなし。「小さな隙を与えてしまったのは残念。2―1でリードしたところで3点目を取りにいくパワーをつけないと」。

 これでリーグ戦は4戦無敗。ただ、上を見据える選手たちの口からはドローにも反省があふれる。上昇気流に乗ってきたチームはここから上位へ突き進む。

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2023年5月27日のニュース