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新潟 遠い今季初連勝 鳥栖に0―2敗戦で13位後退

[ 2023年5月21日 04:30 ]

 鳥栖に敗れ、肩を落とす新潟イレブン=駅スタ
Photo By 共同

 J1新潟はアウェーで鳥栖に0―2で敗れた。前半11分にCKを頭で合わされ先制点を奪われると、後半35分には元新潟のFW河田篤秀(30)にPKを決められた。今季初の連勝はならず、3試合ぶりの黒星。4勝4分け6敗と黒星先行の苦しい状況となり、順位は13位に後退した。

 勝利を喜ぶ鳥栖の選手とは対照的に、ガックリと引き上げる選手たち。約1000キロ離れた新潟から約500人ものサポーターの前で今季初の連勝を飾り勢いに乗りたいところだったが、ゴールは遠かった。

 試合開始からパスミスが目立ち、ボールがつながらない。松橋監督は「相手のプレッシャーが強いとかではなく自分たちのミス。アグレッシブに持っていける選手を使えばいいのに、ボールを受ける選手が真後ろを向いている状態ではつながらない。スピードアップのときにエラーが多かった」と振り返った。 前半11分。前節に続き、またもセットプレーから失点した。CKをFW小野に頭で合わせられた。0―1の後半開始からFW谷口を投入。24分にはMF伊藤とMF三戸に代えてMFダニーロと小見を入れるなど攻撃の活性化を図ったが、得点には至らない。35分には元新潟のFW河田にPKを決められ2点目を喫した。

 DF新井は4月23日の鹿島戦以来、5試合ぶりの先発だった。得意のクロスでチャンスを演出したが「いいボールは上げることができていたと思うが、あとは中の質。決定的な部分を決めていかないと相手にリズムを持っていかれる」。右膝のケガから復帰後初めてフル出場したMF高木も「90分プレーできたのは良かったが、チームにとってプラスになることはできなかった」と悔しさをにじませた。

 前節のホーム横浜戦では新潟らしい戦いを披露したが、その勢いは続けられなかった。堀米主将は「自分たちの技術不足。いい時はいい、フィーリングが悪いとパスがずれます、では正しい技術とはいわない。もう一回自分たちを見つめ直したい」と巻き返しを誓った。

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2023年5月21日のニュース