鎌田大地　SNSでEフランクフルト退団を報告　ファンからは「レジェンド」と感謝の言葉も

Eフランクフルトの鎌田大地（ロイター）

　サッカーのドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地（26）は12日、契約が満了する今季限りでの退団を自らのSNSで報告した。

　英語で「全てのアイントラハト・ファミリーにこの6年間を感謝したい。たくさんの素晴らしい思い出があり、決して忘れることはないクラブの歴史に対する貢献は私の誇り。ファンがつくり上げるスタジアムの雰囲気と熱狂は私がキャリアをスタートさせた時から夢見てきた舞台でした」と思いをつづった。さらに「ハッピーエンドでシーズンを終えられるよう全力を尽くしたい。ドイツ杯で優勝しよう」と準決勝に進出しているカップ戦制覇を目標に掲げた。

　鎌田の発信に先駆けてクラブが今季限りでの退団を正式に発表。鎌田のSNSには多くのファンから感謝の気持ちを伝えるメッセージが送られ、一部のファンは「あなたはアイントラハト・フランクフルトのレジェンド。新天地での旅がフランクフルト同様に素晴らしく、もしくはもっと良くなることを願っています」と書き込んだ。

　17年に鳥栖から加入した鎌田はベルギー1部シントトロイデンへの期限付き移籍を経て19～20年シーズンから出場機会を増やし、昨季は欧州リーグ優勝に貢献するなど活躍。ここまで公式戦170試合に出場して37得点31アシストを記録した。契約最終年となる今季はW杯までの前半戦で活躍し、移籍市場での争奪戦が報じられていた。2月にはドルトムント加入合意が報じられたものの、その後は国外移籍希望などが伝えられ、去就が注目されている。正式な退団発表を受け、英メディアではマンチェスターU、リバプール、ウェストハム、リーズ、エバートン、スペインではバルセロナ、Aマドリードが獲得に乗り出す可能性が改めて伝えられている。