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セルティック・古橋亨梧 欧州公式戦で日本人最多24得点V!国内3冠へまず1冠

[ 2023年2月28日 04:30 ]

スコットランド・リーグ杯決勝   セルティック2ー1レンジャーズ ( 2023年2月26日    グラスゴー )

トロフィーを掲げる古橋亨梧(AP)
Photo By AP

 セルティックのFW古橋亨梧(28)が26日、スコットランド・リーグ杯決勝のレンジャーズ戦で2得点を挙げて2―1の勝利に貢献し、チームを2季連続21度目の優勝に導いた。昨季の同杯決勝に続く2得点で、今季公式戦24得点。16~17年久保裕也(ヤングボーイズからシーズン中にヘント移籍)の23得点を上回って日本人欧州公式戦最多ゴールとなった。

 試合後、古橋は満員の観客席に足を運ぶと、サポーターとともに歓喜のダンス。表彰式では金メダルを首にかけ、高々と優勝トロフィーを掲げ、満面の笑みを浮かべた。

 「優勝できたことがうれしいし、みんなのおかげでゴールできた。みんな一丸となっている姿は幸せ」

 試合の均衡を破ったのは前半44分だった。左サイドからのクロスに対し、前にいたFW前田が空振りしたが、後ろにいた古橋がフリーとなり、冷静に先制点を決めた。1―0の後半11分にはMF旗手のパスに反応。相手DFを背負い、最後は倒れ込みながら執念でゴールに押し込んだ。

 リーグトップの19得点と合わせ、これで今季公式戦24得点。日本人欧州公式戦最多得点としたストライカーは、年間最優秀選手の候補にも挙がっている。ポステコグルー監督は「彼はただチャンスを待つのではなく、他のFWがやらないような泥くさい仕事でも労を惜しまない。ピッチ上でチームのために全身全霊を尽くせる選手だ」と賛辞を贈った。

 スコットランド杯も含めた国内3冠へ向けてまず1冠を獲得。リーグ戦では勝ち点73で、2位のレンジャーズに9差をつけて首位に立つ。「チームが勝つためによりたくさんのゴールを決められるように頑張りたい」という古橋が、今度はリーグ制覇に向けてゴールを量産していく。

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