J1札幌GK具聖潤が練習試合でPKストップ　開幕戦の菅野の好守に刺激受け、守護神奪回目指す

課題のビルドアップも安定していた具聖潤
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　コンサドーレ札幌は0―0で引き分けた広島との開幕戦から一夜明けた19日、熊本・大津町運動公園球技場で主力組はリカバリー、控え組はJ3松本と練習試合を行った。練習試合は0―1で敗れた中、前半に出場したGK具聖潤クソンユン（28）は無失点で、PKを止める好守もあった。

　PKの場面は右に跳ぶフェイントをかけ、左手だけでしのいだ。広島戦でスーパーセーブを連発し、チームに勝ち点1をもたらしたGK菅野孝憲（38）に負けず劣らずのファインセーブ。「PKは作戦成功。（ロングパスも）良いボールを何回も蹴れたし、全体的に悪くはなかった」と猛アピールした。

　札幌の守護神だった具聖潤は20年夏に札幌を退団。韓国の兵役を終えて今季復帰した。開幕戦を譲った悔しさはあるが「自分はまだチームのスタイルに慣れていないのが守護神ではない理由の一つ」と冷静に分析。「昨日はすげさん（菅野）のおかげで0―0で終えることができた」と刺激を受けた背番号25が、定位置奪回に向けて早速結果を残した。（青木　一平）