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森保JAPAN ロールモデルコーチ“新設”!W杯8強以上へ第2次政権進化、中村俊輔氏に打診

[ 2023年1月13日 04:30 ]

森保一監督と中村俊輔氏(右)
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会が、A代表にロールモデルコーチを“新設”し、今季から横浜FCでコーチを務める元日本代表MF中村俊輔氏(44)に就任を打診していることが12日、分かった。昨季、現役を引退した天才レフティーが培った経験や戦術眼を還元してもらうのが狙い。ベスト8以上を目指す26年W杯に向け、第2次森保ジャパンの体制が進化する。

 3年半後のW杯を見据え、日本協会が動いた。複数の関係者への取材によればA代表にロールモデルコーチを新しく設け、既に俊輔氏へ新ポスト就任を要請した。ロールモデルコーチの役職は、元日本代表DF内田篤人氏(34)の就任とともに20年に誕生した。若年層の強化や普及が狙いで、これまではアンダーカテゴリーでのみ代表活動に参加。A代表とは無縁だった。

 関係者によると、レジェンドの英知をW杯への強化につなげるため、第2次政権からはA代表にも設置。普段から分析や視察を行う常任のコーチとは別で、A代表が主に活動を行う国際Aマッチデー(IMD)の間のみ参加する。森保一監督(54)のリクエストもあり、日本協会は今月に入って俊輔氏側に打診したもようだ。

 日程が重なるルヴァン杯などとの調整は今後必要になるものの、IMDの間はリーグ戦が中断するため、横浜FCでコーチを務める俊輔氏にとっては双方に力を入れて活動しやすい形となる。横浜FCの強化担当者はこの日、「クラブとしては日本サッカー協会、そして森保ジャパンに貢献したいと思っており、正式に契約するのであれば全面的に協力する」と語った。

 俊輔氏は06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会で2度W杯に出場した、言わずと知れた天才レフティー。セルティックで数々のタイトルを獲得するなど世界の舞台で結果を残してきた日本の宝をスタッフに加えることで強化につなげる。本人の決断次第では、W杯に向けたこの上ないバックアップとなる。

 ▽ロールモデルコーチ 20年夏に現役を引退した内田氏が同年9月に初めて就任。アンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、若年層の強化や普及に関わる活動に参加し、経験や知見を後進の育成に充てる狙いで誕生した。21年4月に元日本代表MF中村憲剛氏、22年3月に元日本代表MF阿部勇樹氏が契約し、現在は3人。

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2023年1月13日のニュース