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前橋育英 1メートル58の小兵FW高足が同点弾 「伝説の世代を塗り替えたい」

[ 2022年12月29日 17:37 ]

第101回全国高校サッカー第2日・1回戦   前橋育英2―1日章学園 ( 2022年12月29日    NACK5 )

<前橋育英・日章学園>後半、同点ゴールを決める前橋育英・高足(左)(撮影・木村 揚輔)
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 1メートル58の小兵FW高足善(3年)がチームを救った。1点を追う後半19分、U―18日本代表MF徳永涼(3年)からのパスに反応。ペナルティーエリア内で受けると、難しい体勢だったが強引に振り抜き、同点弾をたたき込んだ。チームに勢いをもたらす1点を決めた高足は「以前の自分ならあそこで打つことはなかったが、この大会に懸ける思いもあった。自分が決めるしかないと思って打ったら入った」と喜んだ。

 17年に前橋育英が選手権で初優勝したときの大会得点王FW飯島陸(法大―甲府)に憧れを抱いている。1メートル66と小柄な飯島の活躍を見て「小さい選手があんな活躍ができて、このチームに行けば自分も活躍できるんじゃないかと思った」と強豪の門を叩いた。

 飯島と比較されることも多いというが「比較をされても自分の方が上だというプレーをして、前橋育英の小柄なプレーは高足善というイメージにしたい」とニヤリ。前橋育英らしい“小さな巨人”は「得点王で優勝することもそうだが、あの世代は2冠はとれていない。2冠獲れば前橋といったら高足になる。伝説の世代を塗り替えたい」と意気込んでいた。

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