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【日本かく戦え】5バックでワンチャンスに懸ける

[ 2022年11月29日 05:10 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

スペイン戦では三笘の縦への推進力に期待したい
Photo By スポニチ

 正攻法で立ち向かっても勝ち目は薄いと見ている。スペインは中盤の構成力が強みの一つだが、ワイドに広がるサイドアタッカー陣がくせ者。ドイツも散々手を焼き、後半17分には左サイドからのクロスでFWモラタが先制点を挙げた。

 それならば、ここまでの2戦で使った5バックをスタートから採用してサイドに鍵をかけ、コスタリカのような“ワンチャンス”に懸ける手もある。

 ドイツの戦い方にも攻略のヒントがちりばめられていた。前半はゴールキック時にGKノイアーから丁寧につないでいたが、スペインのプレッシングを回避するためか、後半はDFリュディガーがゴールキックをDFラインめがけて蹴り込んだり、シンプルにロングボールを高いラインの裏に送る意識を強くしたことでリズムを取り戻して得点につなげていった。

 中盤を捨て、浅野、伊東、前田、三笘ら縦への推進力のある選手が裏のスペースを狙い続ける乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負に打って出てもいい。(河西 崇)

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2022年11月29日のニュース