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ドイツまた初戦落とした 前回大会は初戦敗れ1次リーグ敗退

[ 2022年11月24日 05:10 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   ドイツ1―2日本 ( 2022年11月23日    ハリファ国際競技場 )

<日本・ドイツ>ガックリのドイツイレブン(撮影・西海 健太郎)
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 ドイツは痛恨の黒星スタートとなった。前回18年W杯ロシア大会も初戦に敗れたことが響いて屈辱の1次リーグ敗退。選手は口々に「初戦が大事」と繰り返してきたが、またも敗戦を喫した。

 序盤から圧倒的なボール保持率で優位に試合を進めた。8分にギュンドアンがボールを失ってカウンターを浴びてネットを揺らされたが、判定はオフサイド。これで目を覚ますと、先発復帰したミュラーら中盤の選手が流動的に位置を変え、日本ゴールに迫った。

 ペナルティーエリア内でたびたび選手がフリーになり、司令塔キミヒのパスを受けたラウムがGK権田のファウルを誘ってPKを獲得。これをギュンドアンが決めて前半33分に先制した。

 しかし追加点が遠い。後半もミュラーやムシアラのドリブル突破、パスワークで左右に揺さぶり、ニャブリが立て続けに至近距離からシュートを放つなどゴールに迫ったが、逸機の連続。結果的に流れを失い、終盤の2失点で敗れた。

 フリック監督は試合前日会見で「日本のファンということを打ち明けなければ。選手たちは戦術的にも技術的にもとてもよく育成されている。全てが起こりえる」と話してはいたが、どこか余裕を漂わせていた。敗戦は想定外だったか。27日の第2戦は難敵スペインが相手。いきなり背水の陣となる。

 ≪ドイツに国際Aマッチ初勝利≫日本はドイツと国際Aマッチ通算3度目の対戦で初勝利を挙げた。ともにジーコ監督時代の親善試合で、04年12月16日(横浜国)は0―3で完敗。W杯ドイツ大会直前の06年5月30日(レーバークーゼン)は、FW高原の2得点で2―2で引き分けた。東西ドイツ時代に対戦はない。

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2022年11月24日のニュース