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飯塚が東福岡に雪辱果たし悲願の全国切符! 中辻監督「練習で100%を積み重ねてきた結果」

[ 2022年11月13日 06:00 ]

第101回全国高校サッカー選手権福岡大会   飯塚1─0東福岡 ( 2022年11月12日    ベススタ )

初の選手権出場を決めた飯塚イレブン
Photo By スポニチ

 飯塚が東福岡を1―0で破り、全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)初出場を決めた。前半38分にMF池田悠夢(3年)のゴールで先制し、堅い守りで逃げ切った。

 勝利を告げるホイッスルが響くと、選手たちは両手を突き上げ喜びを爆発させた。昨年、同じ舞台で敗れた東福岡に1年越しの雪辱を果たした中辻喜敬監督は「感謝の気持ちでいっぱい。毎日の練習で100%を積み重ねてきた結果」と感無量の表情を浮かべた。

 就任8年目の指揮官は試合前、「良くしていただいた」と感謝する元国見(長崎)監督の故小嶺忠敏さんにもらった「大船に乗ったつもりでやれ」という言葉で、自信を持って選手たちを送り出した。立ち上がりから走力、球際で優位に立ち、前半38分、飯塚伝統のエースナンバー「13」を背負うMF池田のゴールで先制。左サイドで「得意な形」と胸を張るドリブル突破からネットを揺らしたエースは「自分で決めてやろうと。13番の役割を果たせた」。昨年も決勝に先発しながら不発だった悔しさを晴らし、笑顔がこぼれた。

 連覇を狙った夏の高校総体で敗退後、きつい4部練習も行い、たくましさを増した。指揮官は「県の代表として思いを背負って、初出場初優勝を目指します」。新星が初の大舞台で頂点へ駆け上がる。(村田 有子)

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2022年11月13日のニュース