【W杯代表発表】W杯メンバー入りの山根視来「昨日は眠れなかった。試合より緊張していた」

日本代表に選出され、会見に臨む川崎Fの谷口（左）と山根（撮影・郡司　修）
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　W杯カタール大会に臨む日本代表メンバーに選出されたDF山根視来（28）が1日、川崎Fのクラブハウスで記者会見に臨んだ。「あんまり昨日も眠れなかった。名前を呼ばれたときは、試合より緊張していましたね」と発表された瞬間の心境を振り返り、「自分が夢に見ていた舞台でもありますし、うれしさと、ほっとする気持ちと、もっとやらなければいけないという思いがずっと心の中で絡み合っている」と率直な思いを明かした。

　山根は元アタッカーらしい攻撃参加が持ち味のサイドバック。国際Aマッチデビューは27歳で迎えた昨年3月の親善試合・韓国戦と遅かったが、その試合で初ゴールを記録すると、以後も定期的に招集され続け、W杯アジア最終予選には4試合にフル出場した。「僕のサッカー人生は巡り合わせやタイミングがすごく良かった部分が多くて、自分だけでは正直今サッカーをやっているか分からないところからのプロキャリアのスタートだった。（支えてくれた）そういう人たちのおかげ」。苦労を重ねた遅咲きのDFが、夢舞台行きを決めた。