J2熊本・大木監督　引退する中村俊輔に感謝「私の大好きな選手でした」　来季の続投もサプライズ発表

明治安田生命J2最終節   熊本3―4横浜FC （ 2022年10月23日    えがおS ）

＜J2　熊本・横浜FC＞試合前、岡田ジャパン時代のコーチだった熊本・大木監督（右）にあいさつした横浜FC・中村（撮影・西海健太郎）
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　今季限りでの現役引退を発表している横浜FCの元日本代表MF中村俊輔（44）が23日、キャプテンマークを巻いて現役最後の熊本戦に先発で臨んだ。前半から精度の高いサイドチェンジなどで会場を沸かせ、2―3の後半15分に交代。その後、チームは大逆転して日本を代表するレジェンドの花道を飾った。

　試合後には敵将である熊本の大木監督から感謝のエール。07年12月から10年W杯南アフリカ大会後まで岡田ジャパンでコーチを務めていた縁もあり「まずは横浜FCのみなさん、J1昇格おめでとうございます。それから中村俊輔選手、26年間素晴らしいプレーを見せていただきました。私の大好きな選手でした。本当にご苦労様でした」と祝福とねぎらいの言葉が贈られた。

　さらに大木監督は試合後のセレモニーで来季も引き続き指揮を執ることがサプライズ発表され、J3時代の20年から4シーズン目に突入することが判明。今季4位でJ1昇格プレーオフに回ることになり「我々はこれでシーズンが終わったわけではありません。あと3試合残っています」と意気込み。本拠サポーターへ向け「ぜひ力を貸してください。今日見ていただいても分かるようにあとほんのちょっとで勝てません。もう一つ、皆さんの力が必要です。ぜひよろしくお願いします」と呼びかけた。