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奈良クラブ 今季最多の14202人を動員 来季のJリーグ入会基準に必要な1試合平均2000人をクリア

[ 2022年10月23日 15:24 ]

JFL第26節   奈良クラブ1ー1鈴鹿 ( 2022年10月23日    ロートフィールド奈良 )

<JFL第26節 奈良・鈴鹿>後半、途中出場し、前線へドリブルで攻め上がる三浦知良(撮影・岸 良祐) 
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 奈良クラブが悲願のJ参入へ、一気に近づいた。23日のホーム鈴鹿戦で、「カズ効果」も加わって1万4202人を動員。2試合を残し、来季のJ3昇格へ必要な1試合平均2000人をクリアした。

 JFLの最終順位で4位以内、かつJリーグを目指すクラブのうちで上位2チームに入ることが義務づけられたシーズン。試合開始時点で首位と勝ち点3差の2位と好調な成績面はともかく、観客動員に関しては開幕直後から苦戦を強いられた。1試合1000人前後で推移していた数字が一気にはね上がったのが9月24日のホーム・ヴェルスパ大分戦。主要駅でのチラシ配りや、選手のSNSなどで集客を呼びかける努力が実り、今季最多となる5261人を集めた。やればできる――。それを証明し、クラブ全体が一丸となった。

 残り3試合で13048人までこぎつけ、迎えたのがカズを擁する鈴鹿戦。JFL最大のスターとの「コラボ」で、イッキの動員アップを目指した。試合前には、金田喜稔氏、都並敏史氏、木村和司氏、戸塚哲也氏による「レジェンドトークショー」を開催。知恵を絞り、汗を流し、結果につなげた。

 古都が燃えた一日。奈良県初のJクラブ誕生は手の届くところにある。

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2022年10月23日のニュース