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長谷部離脱にEフランクフルト監督が「これは試練」 地元紙は「限界がある」と懸念

[ 2022年10月15日 19:20 ]

フランクフルト・長谷部(AP)
Photo By AP

 サッカーのドイツ1部アイントラハト・フランクフルトのグラスナー監督は14日、左膝内側側副じん帯の損傷と診断された元日本代表DF長谷部誠(38)に触れ「数週間離脱することになる。彼が秋に多くの試合でプレーすることはないように見える」と長期離脱になるとの見通しを語った。

 長谷部は12日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)・トットナム戦で患部を負傷して途中交代していた。リーグ最年長の38歳は開幕当初こそ控え扱いだったが、9月13日の欧州CL・マルセイユ戦で今季公式戦初先発を果たすと、3バックの中央で守備の要として活躍。チーム状況改善に大きく貢献していた。

 指揮官は「我々が38歳のマコト・ハセベに依存しないことが重要だ。重要なのは責任を担うこと。それを選手から期待している」と語った。しかし、4バックでスタートした今季は長谷部がベンチスタートだった開幕6試合で2勝2分け2敗の12失点で11位と苦戦。長谷部の先発起用後は12日のトットナム戦に2―3で敗れるまで出場した公式戦4試合で3勝1分けの1失点と持ち直していただけに「これは試練」と受け止めている。

 15日のレーバークーゼン戦に向け「我々は勝利の流れに戻りたいと思っている。そのためには大きな努力が必要となる」と訴えたグラスナー監督。一方でキッカー紙は「長谷部の長期離脱はグラスナー監督にクリエイティブな解決策を見つけることを強いる。しかし、それにも限界がある」と指摘。過密日程で長谷部を休ませた8日の国内リーグでは最下位ボーフムに0―3で敗れた。W杯カタール大会(11月20日開幕)までに控える公式戦は9試合。攻撃陣を引っ張る日本代表MF鎌田大地(26)が好調とはいえ、Eフランクフルトが苦境を迎えている。

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2022年10月15日のニュース