なでしこ田中美2発でナイジェリア撃破　3―4―3の新フォーメーションに池田監督「アグレッシブさ出た」

国際親善試合   日本２―０ナイジェリア （ 2022年10月6日    ノエスタ ）

＜日本・ナイジェリア＞　後半、先制点を決め山下と抱き合う田中美（右）（撮影・後藤　大輝）　
Photo By スポニチ

　FIFAランキング11位のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は6日、同46位のナイジェリアに2―0で勝利した。FW田中美南（28＝INAC神戸）が2ゴールを決める活躍を見せた。

　試合が動いたのは後半19分、相手ペナルティーエリア付近で得たFKをMF猶本がフワリと浮かし、田中美が胸でトラップし右足でボレーシュート。ナイジェリアのゴールネットを揺らした。同23分には相手ペナルティーエリアで杉田が倒されPKを獲得。ここも田中美が冷静にゴールを決め、この日2得点目を挙げた。

　来夏の女子W杯（7月20日開幕、オーストラリア、ニュージーランド）を見据え、3―4―3と新しいフォーメーションを試した。U―20代表の藤野、浜野も途中出場しA代表デビューするなど収穫の多い一戦となった。

　池田監督は「短いトレーニングの時間の中で、ミーティングも含めて新しい3枚のディフェンスラインを敷く取り組みをしました。前半、選手たちも慣れてない部分もありましたが、時間がたつにつれてアグレッシブさが出て勝つことができました」と語った。9日には長野でニュージーランドと対戦する。