J1福岡・長谷部監督「結果を出せるチームに残り3ゲームで到達したい」　金森も必勝誓う！

札幌戦に向けトレーニングに励む金森健志
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　J1福岡の長谷部茂利監督（51）が4日、練習後に取材対応した。

　1日の前節ではホームで神戸との残留をかけた直接対決に敗れ、J2との入れ替え戦を戦う16位に後退。自動降格圏の17位・G大阪とも勝ち点1差の崖っ縁に立っている。ただ、12位・神戸から17位までが勝ち点4差内の大混戦。1勝が残留を大きく左右する中、次戦は8日、敵地での札幌戦に挑む。

　札幌は前節、川崎Fに4―3で打ち勝つ圧巻の攻撃力を見せた。指揮官は「得点を取れる長所が出ていた。攻撃も多彩で選手が躍動している」と警戒。「失点をしないことはこれまでと同様にフォーカスして、それだけでは勝てないのでチャンスが巡ってきた選手にはやっぱり決めてもらいたい」。持ち味の堅守を最大限に発揮した上で、シュートの質と精度の高さが勝利への鍵となる。

　大一番と位置付けていた神戸戦後は選手たちの落胆も激しかったという。それでも気持ちを切り替えて精力的に練習に取り組む姿に「みんなものすごく明るく声をかけて練習してくれる。雰囲気づくりが上手」と感謝。「良いチームだし結果を出せるチームに残り3ゲームで到達したい」。厳しい残留争いを勝ち抜く決意を口にした。

　○…FW金森健志（28）も「ひとつ勝てば状況が変わるので前を向いてやるしかない」と次戦を見据えた。札幌の印象については「前節も勢いのある勝ち方をして、自分達にとっては手強い相手」。全体練習後も積極的にシュート練習に取り組んだ。「気持ちで負けないこと、アウェーでも必ず勝ち点3を取って福岡に帰ってきたい」。勝利への強い思いをにじませた。